サンダーバード「スカイシップ1」を作る。

39年前に初版が発売されたモデルで何度目かの再販版です。元々モーターで地上を走行するギミックが付いていたのですが、これはオミットされていて、タイヤが出る為に空いていた穴も塞がれてキレイになっています。しかしだからと言って喜べる要素など何もありません。むしろ次々に苦難が押し寄せて来て、よっぽど作るの辞めようかと思った程です。まぁ、ソリッドモデルでも作る気分で取り組めばいいかってなもんで、こいつが登場する映画「サンダーバード6号」を観ていると、映画そのものは当時大コケだったのですが相変わらずのミニチュアワークの素晴しさに惚れ惚れして、製作意欲が湧いて来ます。映画の内容も悪くは無いのですが、後にサンダーバード6号となる複葉機が絡むシーンになると、何故か冗漫でダラダラしたコメディタッチの演出が続きます。ここをしゃきっと締めてればかなりイイ作品になるのになぁ。ただ災害救助と云うテーマからは大きく外れているので、マイナス評価のファンも少なくないようです。が、そんな細かい事は置いておいて、このスカイシップワンと云う航空機は「反重力装置」で跳ぶ未来の飛行船なのです。そしてこの世界では「反重力装置」と云うものの価値について何も解っていません。全人類の歴史が変わる大発明だと云うのに、水を使わない洗濯機を発明した程度の扱いしかされていないのです。この映画を境にサンダーバードは急速にブームの終焉を向かえます。それは多分「反重力装置」が出来てしまったが為にサンダーバードの世界設定が破綻をきたして、煙をモウモウと噴いて飛び立つロケット機が不要になってしまったからかも知れません。
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その1 形状チェックと修正
まずは小松崎先生の絵を眺める。プラモとよく見比べるとちょっとした違いが目についてきます。たいてい小松崎先生の方が正しいのです。が、今回はなんとしたことか機体に「6」なる数字が!これは「1」なんですけど…それから機首の赤いとこは紺メタです。きっとメーカーの指示だったんでしょう。映画のLDから画像をパソコンに取込んでプリントアウトした資料をつくり、プランが定まったところで製作開始。
スカイシップワンに直接関係ないパーツを別にしたところ。つまりこいつらは昔のキャラクタープラモの定番、おまけのちびっ子メカたちです。スプリングを使った発射装置でスカイシップワンに取り付けたカタパルトから飛ばす事ができます。もちろんそんなもん付けませんが、これが当時の「常識」だったんですねぇ。内容はサンダーバード1号、2号と、本気かどうかは別として劇中で後に6号となるタイガー複葉機。タイガーは発射出来ないディスプレイタイプのようです。
こいつがサンダーバード6号ことタイガー複葉機。上についている四角や丸のパーツは、モーター走行ギミック用の今では不用の部品。元が古いプラモの再販品はこーゆーのが多いです。
ランディングギア差込み穴。もちろんこんな風に外側に張り出した受基なんてありません。前後左右に4箇所あるこいつを切り取ってカタチを整えねばなりません。
それだけじゃないんです。前出のちびっ子メカを機体内に格納出来るように開閉するドアが切られています。もちろんそんなものはなかとです。これもふさいであっちも切って、大掛かりな修正をしなければならんとです。
ひろしです。
機体全面にわたってパネルラインが描かれているとです。それも全て凸モールドで。いい加減なラインですがリベットもモールドされているとです。でもこれだけの表面修正したら、リベットなんて全部削り落とされてしまうとです。
あぁ…引き返すなら今か…


















































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