俺が観たかった宇宙の戦士(スターシップ・トゥルーパーズ)はこーゆーのだ!解説
映画「スターシップ・トゥルーパーズ」が「宇宙の戦士」を映画化したものだと知らなかったSF好きの友人がいたので一応説明しておきますが、40年前に書かれた70世紀の話です。映画は別物と思って観ればそこそこ楽しめるので、あーゆーもんだと云うことにしておきます。作品は、原作版の挿絵に使われているスタジオぬえデザインの戦闘強化服「パワードスーツ」を立体化して、2001年に海洋堂から発売された「機動歩兵」と、今は無きガルーブ社のマイクロマシーンシリーズの「ウォリアーバグ」を使用し、ベースを自作したものです。原作にならえばこーゆー場面が観られるはずだったのに、映画にはパワードスーツなるものは一切登場しませんでした。何十世紀も未来の話なのに、裸同然の恰好で凶暴な異星人と格闘させられる設定っていうのがどーかと思いますし、ガンダムが元ネタとした程のファクターでありながら何故登場しなかったのかは、偏に監督の趣味で血みどろ手足引裂かれシーンが撮りたかったからなのでしょうか。ちなみに「スターシップ・トゥルーパーズ2」においてはホントにただぐちょぐちょどろどろの特撮がやりたかっただけだと思うので論外。私はこの原作に素晴らしき中間管理職賛歌を見て取ります。また訓練や試練を乗越えてこそ達する事のできる一つ上のステージと云う事を、スポコンドラマよりリアルに感動的に教えてくれます。その辺の良さは映画では全く描かれていないので、まだお読みになられていない方はぜひ。さてこの海洋堂の機動歩兵は後に出された廉価版ではなく、初回販売の6,000円くらいしたモノです。可動部が結構多く、2枚目写真のように肩の大砲が倒せます。Yラックと原作で称されていたタイプの装備を背負ってますが、そのラックの左右に付いている姿勢制御ブースターが回転します。手首が差替え式になっていて「名物たまご拾い」のポーズも再現できます。青い銃は左の腰にはめ込み可能。乗込み口(肩から上)がガバっと開き、機動歩兵(着脱式)の顔が見えます。原作で「蜘蛛野郎」と呼ばれていたバグは、手足と上半身?が可動式です。パワードスーツはアクションフィギュアとしての出来は良いのですが、表面処理等があっけなかったので、エアブラシ、ドライブラシでウェザリングやスミ入れをしています。デカールも貼ってトップコートでコーティングしてます。

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